板金と聞くと、自動車の板金塗装などが思い浮かぶかもしれませんが、一般的に金属板を利用して事業を営む板金業は建築板金と工場板金に大別されます。
建築板金は主に薄い金属板(薄もの)を用い、金属板を切断したり、折ったり、貼り合わせたり、変形させるなどの加工を施して、屋根・外壁・雨といをはじめ、厨房用金物やダクト、排気筒、さらには内壁、工芸品など多様な板金製品を製造し、建物への取り付け工事まで一貫して行います。
これに対して工場板金は、分厚い金属板(厚もの)を使います。
加工工程は原理的には建築板金と同様ですが、製造する製品は自動車や飛行機のボディー、各種装置を納めるためのキュービクルなどで、工場内での加工・製造で仕事は完了します。
村田板金工業は、1980年(昭和55年)創業の豊富な経験と技術・実績を誇る建築板金の専門技術者集団です。
建物によって形がさまざまに異なる屋根や外壁に合わせて、金属板を自在に加工して取り付け、建物内部への雨の侵入を防ぎ、風による破損などから建物を守ります。
屋根は形状が複雑になるほどに、さまざまな角度が入り組んでいる場合が多く、緻密に美しく仕上げるには、まさに職人技と呼ぶべき技術力が求められます。
多様な現場に的確に対応する難しさはありますが、成し遂げる喜びもやりがいも大きい建築板金という仕事。
私たちはそのエキスパートとして、地域のお客様の期待と信頼に応え続けています。
曲げる、延ばすなど、金属を必要に応じて的確に加工するには、その金属の特性を熟知していることが大切です。
建築板金は金属に対する豊富な知識をベースに多様な加工を施す、高度な専門的技能・技術を駆使します。
建築工事の最後の仕上げである“雨仕舞い”がきちんと施されなければ、建物の耐久性に大きな影響を及ぼします。
建築板金はこの“雨仕舞い”、すなわち建物の雨処理において確かな施工技能・技術を発揮します。
建物はそれ自体の優美さとともに、周囲の環境と調和して景観全体の美しさを実現することが求められ、建物を施工する側の感性も問われます。
建築板金は神社仏閣の金属装飾加工の技能を継承してきた伝統があり、その技術には今も繊細な感性が息づいています。
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有限会社 村田板金工業